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重賞レース回顧

Looking Back on the Race

  • 2023/09/06
    SI
    東京記念
    大井 2400 m
    優勝馬: セイカメテオポリス
    ランリョウオーが逃げて転入ヴェルテックスらが好位置で虎視眈々と追走。そのすぐ後ろからセイカメテオポリスがしっかり折り合って狙いを定める。長距離重賞らしく急激にレースが動くとごちゃつく場面もあったが、セイカメテオポリスは直線で一頭、次元の違う伸び脚。久々も苦にせず重賞3連勝、中・長距離路線でひときわ輝く成績。厩舎の後輩ミックファイアとともにJRA撃破も夢ではない。勝ちパターンに持ち込んだが惜しくもランリョウオーが2着。自分のペースで行ければしぶといが、走りごろを見極めるのが困難。3着ミヤギザオウは羽田盃のように終い勝負で好走も、スタートさえまともならもっと上位を狙えただけに惜しまれる。
  • 2023/09/07
    SⅢ
    アフター5スター賞
    大井 1200 m
    優勝馬: ギシギシ
    快速ぞろいの一戦でハナ争いから激戦。好スタートのギシギシですら追走に手間取るくらい。それでも鋭い末脚を発揮し、久々の重賞勝利。しっかり勝ちきって地元JBC制覇も期待できる。2着ジャスティンは転入初戦でもさすがはダートグレード覇者という貫禄ある走り。一度抜け出すもワンテンポ早くあと一歩。マックスは格下の身ながら急遽の乗り替わりも苦にせずこの相手に3着は大健闘といえる。4着ブラックストームは人気ひと息も持ち味を存分に発揮。5着ミチノギャングは直線狭くなる不利も痛かった。
  • 2023/09/13
    SⅢ
    若武者賞
    川崎 1500 m
    優勝馬: グラッシーズマン
    新馬勝ち後遠征、ナイターと初ものづくしのグラッシーズマン手応え十分に早め先頭。そこから後続の猛追をしのぎ切りキャリア2戦目での重賞制覇。センスある立ち回りをみせ、クラシックへ余裕のローテーションを組めるのも大きい。2着パンセは後方からのレース運びでスムーズさを欠いたぶん半馬身及ばず。新馬戦勝利後どうも不利や不運が重なっているが、それでも上位争いに加わっているだけに次走はなんとか勝ち星を。3着アジアミッションはスタートひと息で普段とは違う後方からでもしっかり脚をのばした。この経験が次にいきる。
  • 2023/09/14
    SI
    戸塚記念
    川崎 2100 m
    優勝馬: ヒーローコール
    ミックファイア不在ならヒーローコールの独壇場。ホッコータルマエ×ティンバーカントリーの血統で中距離がテリトリー。今回6馬身差と距離延長でさらにマンダリンヒーローとの差をひろげた。雲取賞、黒潮盃、そして今回の戸塚記念で2着のマンダリンヒーロー。必ず前にはヒーローコールが立ちふさがっているが、海外も経験しこの夏を越えて今後逆転を狙いたい。正直ここでは分が悪いと思われたタイガーチャージは離された3着でも健闘といえる。位置取りが後ろ過ぎたが、しっかり脚を使えたのは前々走で小回りコースを経験したことが大きい。
  • 2023/09/20
    JpnⅢ
    テレ玉杯オーバルスプリント
    浦和 1400 m
    優勝馬: ドライスタウト
    ラプタスの逃げもスマイルウィ、ドライスタウトとそれぞれをマークする展開。力で勝るドライスタウトが直線半ばで先頭に立ち、3/4馬身差のゴール。着差以上に強い勝ちっぷり。全日本2歳優駿以来の重賞勝利は意外だったが、まだ4歳。これからさらなる飛躍が楽しみ。スマイルウィは徹底マークに遭い、またもダートグレードタイトルを逃したが高いレベルで安定。オーロラテソーロはダートグレード善戦マンの印象強いが、ダート路線で猛威を振るうテソーロ軍団。そのうちチャンスも。
  • 2023/09/21
    SⅢ
    ゴールドジュニア
    大井 1200 m
    優勝馬: クルマトラサン
    新馬戦圧勝でいきなり重賞挑戦のクルマトラサンが初物づくしのここも突破。川崎・若武者賞も新馬勝ち後の船橋所属グラッシーズマンが勝利したが、今回も同様のパターン。ハイレベル船橋勢の中でも一・二を争う逸材。マイルくらいなら距離が延びてもOK。手応えでは勝ち馬をしのぐモンゲースパイが2着。1400mもこなしているが、短距離でこそ力を発揮するタイプ。モマれ通しで試練のレースとなったスピニングガールはこの状況でも最速上がりで3着フィニッシュと素質は一番。今回の経験が次走以降に生きるはず。
  • 2023/09/27
    JpnⅡ
    日本テレビ盃
    船橋 1800 m
    優勝馬: ウシュバテソーロ
    ヴィクトワールピサ以来のドバイワールドカップ制覇を成し遂げたウシュバテソーロの帰国初戦。58キロの斤量も苦にしない530キロの馬体重は太さを感じないしっかりとした仕上がり。前を行くミトノオー、スワーヴアラミスを捕らえる加速力はさすが世界を制した末脚。本場アメリカのブリーダーズカップ挑戦となるが、スピード・パワーを兼ね備え充実している今なら期待は大きい。ラストの伸びは素晴らしく血統馬らしい可能性を示したテンカハルが2着。こちらも休み明けの一戦だったが、重賞でも十分太刀打ちできる能力を示した。