出れば都
最終更新日: 2022/09/09-
A
先週の競馬とか見て直属の先輩とちょっとマジメなPOG談義をしたんだけどさ。やっぱり今年のPOGって明らかに難易度が上がっているよね
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I
ディープインパクト産駒激減の影響じゃないですか
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A
まずそれはあるよね。中でも今までディープインパクトに依存していたモノ達は特に苦戦しているような気がする。このモノってのはPOGユーザーに限った話だけじゃなく、生産・育成絡みもそうだし、POG本などの各種メディアもそう
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I
ディープインパクトに依存してなくても苦戦しているモノがここにいますけどね(苦笑)
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O
うるせーバーカ
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A
そもそもディープインパクトなんてうちのハーパーみたいなもので、ハイアベレージを残しつつ一発も十分狙える万能種牡馬だからね。それに代わるのが基本的に難易度の高いハーツクライ、ドゥラメンテ、エピファネイアあたりではやっぱキツイって。今年のラオウみたいなもんだよ
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I
ちょっと何言ってるのかわかりませんけど…
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A
安定の種牡馬がいなくなって波乱の種牡馬ばかりだから評判がアテにならない。評判がアテにならないから教科書(POG)も参考程度にしかならない。こうなるといよいよ頼れるのは己の相馬眼・選馬眼のみとなる。いやいや、これからのPOGが楽しくなってきそうだねって話を先輩としたわけだ
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I
でもさっきトイレで『全然(指名馬が)出ないから今年は全く面白くないぜ!!』ってブツブツ言ってましたよ
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A
大丈夫。出れば都だから。馬を見る目があるならね
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T
俺は出まくってるけど、全然都じゃないぞ?
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I
??? それでは今週も元気よく放談していきましょう。まずは先週出走した放談関連馬の回顧からですが、ようやく(×8)Tさんが初勝利を挙げましたね。日曜新潟の未勝利戦(芝2000m)に出走したドラ3ガルムキャット
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A
これでダノントルネードの新馬戦の価値がまた上がったね。ただ、ソンタックなしで言わせてもらうと、あの上位3頭(ダノントルネード、シャザーン、ラスハンメル)とは現状かなりの力差がある感じかな。でもとりあえず今回は初勝利おめでとうございますってことでOKでしょう
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O
思っていたよりは強かったね。直線でフラフラしていたし、良化の余地もあるんじゃない?
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I
それでは2歳戦の展望を始めましょうか。まずは中山。4Rはダート1200mの新馬戦です
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O
本命はスズカコーズ(牡・スズカコーズウェイ×アイシースズカ)。中山ダート1200mらしくアレなメンバーだけど、その中ではまあまあ速そうなので
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I
僕はサトミノココロ(牝・リアルインパクト×トゥルーゴールド)を本命にしました。スタート速く気性は前向き。もちろんスピードもあるのでこの条件もベスト
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A
条件ベストかな? 俺はサトミノココロは芝向きだと思うんだよね。ここで負けて東京芝1400mで一発ってイメージだけど
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I
はいはい。続いて5Rは芝2000mの新馬戦です
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O
本命はスマイルスルー(牡・ルーラーシップ×スマイルシャワー)。根拠は関西馬
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I
僕はロッククリーク(牡・エピファネイア×フロールデセレッソ)を本命にしました。若干緩さがありますが、エピファネイア産駒なら許容範囲でしょう。調教時計は地味でも能力は高そうな走り
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A
俺はエッグスラット(牡・ジャスタウェイ×エッグドロップ)かな。2人が挙げた馬よりは初戦駆けのイメージ。折り合い重視で時計は控えめだけど、1週前の動きはボチボチ良かったよ
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I
続いて9Rはアスター賞。芝1600mです
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A
10頭中6頭が中央未勝利で1頭が地方馬。パス確だな
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I
はいはい。Oさんは?
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O
普通に考えてラパンラピッドじゃないの?
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I
ありがとうございます。続いて中京。3Rは芝1400mの新馬戦ですが、Aさんのドラ5ティニア(牡・Frankel×Follow a Dream)が出走します
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O
えっ! Aの指名馬なの?
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I
そうですけど、それが何か?
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O
そうとは知らず、うっかり本命にしちゃったよ
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I
なるほど、確かにAさんのFrankel産駒といえば…
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A
そう、当然激アツってことだな。Frankelマイスターが厳選したFrankel産駒なんだし
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I
あんまりいいイメージはありませんが…
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A
過去の放談を読んでもらえればわかるけど、ソウルスターリングとグレナディアガーズはしっかりピックアップしているな。抽選負けや社内事情で指名には至らなかったけど
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I
実際に指名したのは?
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A
ライズイーグルとミッキーフランケルだ
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I
……どちらも未勝利馬ですよね?
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A
失礼なこと言うな、ボケ。ライズイーグルは園田で2勝。ミッキーフランケルは名古屋で3勝してるわ!!
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I
……で、このティニアに関しては?
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A
俺の元ドラ1トゥデイイズザデイを煽った今週の動きは圧巻だったな。ってか調教はいつも動いている。調教動いているFrankel産駒って短距離馬濃厚だけど信頼度も激高
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I
ライズイーグルも相当動いていたような気がしますけどね
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A
森厩舎の坂路調教をその辺の調教と一緒にしてもらっちゃ困るぞ
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I
Oさんもティニアが本命ということですが…
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O
普通に調教動いてるからねえ。でもA指名のFrankel産駒だからなあ…
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I
色々ディスりましたが、ここはティニアで大丈夫だと思いますよ。Frankel産駒らしい前進気勢があるので距離に限界はあると思いますが、やはり今週の動きは絶品モノでした。普通に考えたら勝機大。負けたら敗因は“放談A指名馬”ってことでいいでしょう
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A
わかってないな。Frankel産駒ってのはその前進気勢が諸刃の剣なんだよ。敗因は“気性”のひと言で大体OK
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I
はいはい。続いて5Rは芝1600mの新馬戦です
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O
本命はマテンロウウェイ(牝・ジャスタウェイ×ギモーヴ)。普通に好調教
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I
これは異論なしです。好調教に加えてこのタッグ(川田騎手+中内田厩舎)。普通に勝ち負け
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A
でもここは地味に難解なメンバー構成だよ。50キロのロードカナロア(スマートジェイナ)だってキャンデセントの下(サーマルソアリング)だって普通に有力。リトルゲルダの仔(リトルミム)もね。1頭には絞れない
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I
続いて日曜いきます。まずは中山。3Rはダート1800mの新馬戦です
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O
ニシノカシミヤ(牝・ディスクリートキャット×ニシノケイト)かなあ。推定480キロよりは体重が重いのが理想だけど、動きはパワフル
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I
僕はタルマエロマエ(牝・ホッコータルマエ×クイーンマグノリア)を本命にしました。馬名のインパクトが強烈ですが、いかにもホッコータルマエ産駒らしいパワフルなダート馬といった感じ。ギガボルト(牡・ホッコータルマエ×レディーメグネイト)と共にタルマエ丼に期待します
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A
タルマエロマエって馬名はハイセンスだよね。吉田千津さんの馬ってシンプルな馬名でも意味不明な馬名でも随所にセンスを感じるから好き。千津さん本人もシャレオツだしね
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I
人の話じゃなくて馬の話をお願いします
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A
最初に馬名の話を出したのはお前だろ
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I
はいはい。続いて5Rは芝1600mの新馬戦です
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O
本命はサルヴァトーレ(牡・キズナ×セレブラール)。姉は5頭中1頭しか新馬勝ちしてないけど、兄2頭は新馬勝ちしてるから牡馬なら大丈夫
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I
僕はダノンゴーイチ(牡・イスラボニータ×レニーズゴットジップ)を本命にしました。ゴーイチということはあの野球選手ですかね。馬名のインパクトが強烈ですが、500キロ近い大型馬にしては仕上がり早の印象。フットワークからは短距離~マイルが主戦場になりそう。なかなか素質を感じる馬です
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A
ダノックスさんは冠名に不思議な魅力があるよね。なんて事ない単語でも前に“ダノン”って付くだけでバチクソ走りそうな感じがするのだから。さすがにゴーイチは???だけど、去年のスコーピオンだって今年のトルネードだって単体で聞くと別にカッコ良くはない
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I
人の話じゃなくて馬の話をお願いします
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A
サルヴァトーレ。いずれは短距離特化型になるだろうけど、2歳のこの時期なら距離はギリギリ大丈夫
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I
次は中京。4Rはダート1800mの新馬戦です
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O
本命はシゲルショウグン(牡・モーリス×ペニーブラック)。長めをたくさん乗ってダート1800m仕様の好仕上がり
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I
僕はピンクソレイユ(牡・American Pharoah×Stoweshoe)を本命にしました。初戦駆けAmerican Pharoah産駒。この厩舎にしては坂路主体でないのが好感ですね
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A
好感じゃないけど本命に異論はなし
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I
最後は5R。芝2000mの新馬戦ですが、注目は貴重なディープインパクト産駒オープンファイア(牡・ディープインパクト×ゴーマギーゴー)でしょうか
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O
まずまず動いているアンタッチャブル(牡・ハービンジャー×ガラアフェアー)を本命にしたけど、ソンタック感は少々あるメンバーだからオープンファイアもナイナイとは言えないな
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I
ナイナイどころか普通に本命です。騎手騎乗とはいえCWの動きは楽に初戦突破レベルです
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A
オープンファイアはディープインパクト最終世代の中でも一番大丈夫と思える馬。もちろん若干のソンタックもあるはずなので、ここは俺も本命にしてみたよ
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I
展望は以上ですね。最後に何か言い残したことはありますか?
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A
明日、俺抜糸
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I
ああ、そうですか。頑張ってください
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放談A
『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。マル外(持ち込み)3頭指名の強気なラインナップで挑んだ昨期は大方の予想通り大敗。それでも本人は『あのラインナップに一切の後悔も間違いもなかった』と反省する様子はない。巻き返しが期待される今期だが、誰も頼んでいないのにオール関東馬指名という暴挙に出た。しかもこれが『これが俺の最高地点だ』と言うのだから、もはや救いようがない。
社内POG指名馬
- ランブルスコ
- スカイドリーマー
- クカイリモク
- ダノンファンスター
- ゴンファロニエーレ
- ショウナンマルチ
- 母Nightlife Baby
- アウェイクネス
- サトノグロリア
- ラパンドール
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放談I
放談Aと共に“12月デビュー最強説”を未だに唱える時代錯誤の競馬人。昨期は『これさえいれば大丈夫』と絶対的な自信を持っていたファイアンクランツが青葉賞2着(→ダービー9着)とまずまずの活躍を見せたが、未出走馬を3頭も抱えてしまっては勝ち組になれるはずもなかった。今期は特定の厩舎や馬主に依存することなく、比較的バランスのいいラインアップ。まずは出走回数を増やして、純粋にPOGを楽しみたいと思っている今日この頃。
社内POG指名馬
- アローメタル
- ディバインウインド
- イベントホライゾン
- インタノン
- サトノワーグナー
- スワーヴマルス
- ジュナベーラ
- レッドレグルス
- ヘイジュード
- シェーロドラート
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放談O
昨期はドラ1、2位が早々にズッコケ、期待のドラ3キングノジョーも新馬勝ち後は案外。もはや定番となっている“普通の負け組”として空虚感溢れる一年を過ごしていた。さすがに我慢の限界となったのか、今期はエピファネイア産駒3頭+オール関西馬~高額馬を添えて~の“らしくない”ラインナップで戦場へ。誰に何を言われようと、13年ぶりの重賞制覇を本気で狙っているのかもしれない。
社内POG指名馬
- ブラックオリンピア
- ハムタン
- ディースカウ
- オルフセン
- アメリカンジゴロ
- ウイントッペン
- ブレナヴォン
- サトノワーグナー
- ダノンオブアイデア
- イナズマダイモン
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放談T
菊花賞を4年で3勝、2週連続GI制覇など数々の偉業を達成した元祖・POG大魔王。昨期はマジックサンズ(NHKマイル2着)、ヴァルキリーバース(フローラS2着)らの活躍で久々の勝ち組に。本人も『この世代は楽しかった』とニッコニコ( ^ω^ )だった。今期も速攻系を中心としたラインナップで2年連続の勝ち組を目指す。
社内POG指名馬
- アウダーシア
- ショウナンガルフ
- ディバインウインド
- セルレーヴ
- アンドゥーリル
- ミスティックレイン
- ロードラヴォール
- シックスリング
- クワイエットアイ
- ギャラボーグ
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放談X
趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨期はドラ1エリキングの抽選負けで前途多難な一年が予想されたが、終わって見れば勝ち上がり5頭と水準以上の結果を見せた。今期は久々に抽選なしのストレート指名。現時点では例年以上に機嫌が良いようだ。
社内POG指名馬
- ボンボンベイビー
- フィロステファニ
- オルフセン
- ビーチェマーレ
- リアライズステラ
- サトノフレア
- スタートレイン
- フルムーン
- インゴッズハンズ
- スクランプシャス
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放談Y
メンバー唯一の勝ち組(要員)として一昨年から放談に招集された若きホープ。昨期は期待ほどの結果を残せなかったが、指名馬全頭勝ち上がりという最低限の偉業は見せた。今期はコニーアイランド(ドラ2)を強奪され、ダノンヒストリー(ドラ1)を強奪するという好戦的な一面を全開に出している。放談の毒は確実に回っているようだ。
社内POG指名馬
- ダノンヒストリー
- コニーアイランド
- ストロベリームーン
- ジャスティンカレラ
- リン
- エリカビアリッツ
- ドンテスタマスター
- ラッキーバック
- ページターナー
- ディヴァインボンド