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POG放談

POG Commentary

放談Iの指名馬紹介2025

最終更新日: 2025/06/20
  • I

    皆様、大変長らくお待たせいたしました。全放談読者待望の“放談Iの指名馬紹介”。いよいよ今週封切りとなりました。早速始めたいと思いますので、しばしご静聴の方よろしくお願いいたします

  • A

    先週の振り返りとか、2歳戦の展望をする前にやるの?

  • I

    ええ。皆さんもう我慢の限界でストレスフルだという話を聞きましたので

  • A

    まあ別にいいけど、じゃあ1位から紹介…

  • I

    ちょっと待ってください!! 最初はプロローグからって毎年言ってるじゃないですか。あなた一体何年司会進行してるんですか?

  • A

    すいません。じゃあプロローグをお願いします。手短に

  • I

    まずは振り返りですが、昨期は開始早々に1頭(ジークファラオ)が戦線離脱し5頭での船出となりました。しかも、内2頭(スワーヴゴダイヴァ、ウィラコチャ)が現在も未出走。実質ファイアンクランツとネブラディスクの2頭で戦っているような現状で、本当にギリギリの戦いをしているなと感じます。もともと出走回数に重きを置いてるわけではないですが、それにしても数が少なすぎるし、デビューも比較的遅い馬が多い。正直なところ、時代の波に完全に置き去りになっていると痛感しています。若い頃の大胆さも徐々に薄れてきたとは思いますが、このままでは終わらない・終われないのが放談I。今できる精一杯のジャッジメントとアプローチで今期は逆襲したいと思います

  • A

    (-_-)zzz

  • I

    ………Aさん!!

  • A

    (。◕ˇдˇ​◕。)

  • I

    さっさと1位から紹介してください

  • A

    はい。1位は木村厩舎のアローメタル(牡・キズナ×ミスベジル)

  • I

    一口に関しては全く参考にならない私の相馬眼だが、募集時の写真や動画を見て一目惚れしたのがこの馬。品があってバネがありそうな歩様。大物の相を感じましたね。夏には移動できそうなくらい順調なので、王道(?)の秋デビューに向けて期待はかなり高まっています

  • O

    これは俺もマジのオススメだからな。これが走らなかったらIのせいにしてやる

  • A

    2位が池江厩舎のイベントホライゾン(牡・ハービンジャー×ライツェント)

  • I

    ここだけの話、母のライツェントは私の元出資馬でした。その母ソニンクはノットアローン、ランフォルセ、ノーザンリバーを輩出し、初仔のアコースティクスからはダービー馬ロジユニヴァースが出たりもしています。ライツェントからはディアドラを始め、重賞勝ち馬も多く出ていますね。で、この牝系に私の好きなハービンジャーが再び父となれば指名する選択肢しかなかったです。母も高齢となってきたので最後にとんでもない一発を期待します

  • O

    つまりディアドラ、リューベックの全弟ってことだよね? 安全策だなあ

  • A

    3位が堀厩舎のインタノン(牡・キタサンブラック×プレシャスライフ)

  • I

    兄姉はヴェローチェオロが目立っているぐらいですが、今年は父キタサンブラックで金子真人HD×堀厩舎。シンプルに大物フラグをビンビン感じましたので指名しました

  • O

    堀厩舎の金子馬に大ハズレは少ないからな。これも安全策

  • A

    4位が斎藤誠厩舎のサトノワーグナー(牡・ロードカナロア×サトノワルキューレ)。これは先週走ったね(2番人気4着)

  • I

    純粋に良い馬だなと思って指名しました。初戦は出遅れるなど若さマル出しといった感じのレースでしたが、追い切りを見てもかなりの能力を感じましたし、POG期間内2勝は堅いと思っています

  • O

    そもそも1本足りない感じでのデビューだったな。最低1勝、順調に使っていれば2勝目もあるでしょう

  • A

    5位が木村厩舎のジュナベーラ(牝・スワーヴリチャード×エクセランフィーユ)

  • I

    キズナ産駒の半姉(ジュヌフィーユ)はまだ2戦しただけですが、前走の感じからはすぐに勝ち上がれそうですね。この馬も姉と同じく少し小柄ですが牧場の評価は上々です。坂路の走りも軽快で、数字以上の馬体を大きく見せる点に惹かれました。木村厩舎×スワーヴリチャード産駒×牝馬といえばレガレイラ。つまり期待大ということです

  • O

    木村厩舎のノーザン牝馬ね。これも安全策

  • A

    6位が杉山晴厩舎のレッドレグルス(牡・コントレイル×レッドシェリール)

  • I

    母レッドシェリールは現役時代6戦で引退しましたが、かなりの能力を秘めていたと思っています。ここまでデビューした産駒は全て勝ち上がり。一つ上のレッドマーシャルは残念ながらデビューできませんでしたが、中内田厩舎予定だったとのことで産駒の質は良かったはず。父に期待の新種牡馬コントレイルを迎え、一流厩舎として確立した杉山晴紀厩舎所属。クラシックに乗ってきてほしい1頭です

  • O

    俺はコントレイルは全消しだけど、まあ頑張ってくれ

  • I

    それでは2歳戦の展望を始めましょうか。まずは土曜東京からですが、5Rの新馬戦(芝1800m)にOさんのドラ6ダノンオブアイデア(牡・エピファネイア×コンペティションオブアイデアズ)が出走します

  • O

    本命はアトモス(牡・キタサンブラック×コミカル)。根拠はキタサンブラック。ダノンオブアイデアはエイシンフラッシュだから初戦は6着ぐらい。秋の再デビューをお待ちください

  • I

    はいはい、引っ張り、乙です。僕の本命は仕上がり早で初戦向きの血統モノポリオ(牡・リアルスティール×ミスエーニョ)。近年はダート中心とはいえ頭角を表してきたリアルスティール産駒ですね。一族特有のテンションの高さはありますが、『許容範囲』とのことで、普通に勝ち負けを期待できるでしょう

  • A

    この馬は初の牡馬ってとこがミソだよね。ずっと牝馬ばかりで初の牡馬パターンって一見アツそうだけど、ダイワスカーレットのグランスカーレット(Tさんの元指名馬)のようにサッパリ妖精なことも結構ある。まあダイワスカーレットと違ってミスエーニョの仔はかなり走ってるので、そもそもの繁殖能力が違う可能性もあるからどっちに転ぶかは何とも言えないけど

  • I

    続いて6Rはダート1400mの新馬戦です

  • O

    アルカディアカフェ(牡・Into Mischief×Mary's Follies)。根拠はマル外

  • I

    僕はペルセア(牝・ドレフォン×テルモードーサ)を本命にしました。メチャクチャしつこく言いますが、今年はドレフォンイヤー。ダートも問題なくこなせますし、距離も大丈夫。カフェに人気が行くならこの馬から勝負するのが賢明です

  • A

    俺もアルカディアカフェかな。これはダート1400mってとこがポイント。1600mならペルセアやリアライズタキオン(牡・ルヴァンスレーヴ×タイムハンドラー)の方が魅力的。Into Mischiefだったらこの舞台ドンピシャ

  • I

    続いて阪神。5Rは芝1400mの新馬戦です

  • O

    ダイシンデリー(牡・タワーオブロンドン×サラマンドラ)。根拠は芝1400mのタワーオブロンドン

  • I

    これは異論なし。父タワーオブロンドンでこの距離はベストに近いですね。稽古も水準以上で鞍上も魅力

  • A

    俺はタイセイボーグ(牝・インディチャンプ×ヴィヤダーナ)に注目している。ヴィヤダーナはステイゴールド系種牡馬と相性◎。調教では軽い動きを見せているし、インディチャンプ産駒の初勝利はもしかしたらこの馬かもしれない

  • I

    土曜最後は函館。5Rは芝1200mの新馬戦です

  • O

    ブラックチャリス(牝・キタサンブラック×ゴールドチャリス)。函館ウッドで68秒6はデビュー前の2歳馬としては相当

  • I

    ここはトウカイマシェリ(牝・ドレフォン×トウカイミステリー)の軸は揺るがないと思います。兄姉も堅実で、追い切りの動きも文句なし。この相手なら

  • A

    ここはショウナンカリス(牝・リアルスティール×ロシアンサモワール)。結構自信ある。前進気勢のあるリアルスティール産駒はとりあえず短距離の新馬戦なら狙い目は十分

  • I

    6Rにも新馬戦がありますね。ダート1000mです

  • O

    タイセイガナール(牡・タワーオブロンドン×アニムス)。函館ウッド66秒0はデビュー前の2歳馬としてはケタ違い

  • I

    ここはウレシイゴサン(牡・ベンバトル×ヴァップ)。まだ未知な部分が多いベンバトル産駒ですが、初戦駆けミルファーム生産馬で兄姉も堅実。父に初勝利をプレゼントするのはこの馬だと思います

  • A

    俺もウレシイゴサン。上のマンカストラップやウメタロウもダート短距離が主戦場だったしね。この条件は向くと思う。ああ、マンカストラップと言えばあの馬ずっと牝馬だと思ったら牡…

  • I

    それでは日曜いきます。まずは東京。5Rは芝1600mの新馬戦です

  • O

    ウィングブルー(牝・アドマイヤマーズ×パーリーアヴェニュー)。初戦向きなのはダーリングハーストではなくこちら

  • I

    僕はマゲバスピード(牡・ジャスタウェイ×マゲバ)を本命にしました。15日の追い切りでは放談O指名馬ダノンオブアイデアを追走して楽々と先着。乗り込み十分で鞍上(ディー騎手)も魅力。ここは勝ち負けです

  • A

    そうそう。追い切りだけならダノンオブアイデアより断然こっちだよね。どう見てもマイラー臭が漂ってるからクラシックどうこうってタイプじゃないと思うけど。あとは母父Wootton Bassettっていうのが地味にエモい

  • I

    続いて6Rは芝1400mの新馬戦です

  • O

    カンレイスター(牝・シスキン×ナスノカツラ)。シスキン産駒は芝1400m以下の新馬戦【1-2-0-1】

  • I

    ここはエコログロウ(牡・ドレフォン×ベイサージュ)を本命にしました。何度もしつこく言いますが、今年はドレフォンイヤー。早速新馬勝ちをおさめましたが、まだまだ勢いは止まりません

  • A

    なんかパッとした馬が全然いないんで何となくトワニ(牝・リオンディーズ×イニシャルダブル)でお願いします。かなり小柄だけど仕上がり早。初戦駆けリオンディーズ産駒

  • I

    次は阪神。5Rは芝1600mの新馬戦です

  • O

    フェスティバルヒル(牝・サートゥルナーリア×ミュージアムヒル)。新馬だけはとりあえずサートゥルナーリア

  • I

    これは異論なし。今年の皐月賞馬ミュージアムマイルの半妹という血統馬。追い切りでは先着が続いていますし、サートゥルナーリア産駒なら初戦から動けるでしょう

  • A

    俺はバースデイフライト(牝・コントレイル×サマーソワレ)。馬名ハイセンス。母父War Frontでマイルはギリギリかもしれないけど、水準以上に調教も動いているし、初戦から勝ち負けを期待したい

  • I

    続いて6Rはダート1200mの新馬戦です

  • O

    スマイルガーデン(牝・ナダル×スマイルシャワー)。ノーザンファーム生産または育成のナダル産駒はダートならだいたい間違いがない

  • I

    僕はマクアケ(牡・エスポワールシチー×ツクバエルドラド)を本命にしました。ダートの新馬戦が早い時期に行われるのは嬉しいですね。2週続けて3歳馬に先着と動きは絶好。エスポワールシチー産駒はマイルがベストで、スピードを生かす競馬が良いと思います

  • A

    俺もスマイルガーデンかな。根拠は大体Oさんと同じ

  • I

    ラストは函館。5Rは芝1200mの新馬戦です

  • O

    タガノアラリア(牡・ミスターメロディ×エイシンジルコン)。この組み合わせなら栗東坂路51秒台と函館ウッドラスト11秒台を信頼

  • I

    僕はクラディスティーナ(牡・パドトロワ×クラウンデュナミス)を本命にしました。父同様、産駒も洋芝適性は高いですね。乗り込み豊富で、直前も3勝クラスに先着なら素直に本命視

  • A

    俺はクワイエットアイ(牡・St Mark's Basilica×Blanc Bonheur)。St Mark's Basilicaは放談Y氏がどこかで絶賛してた。それはともかく、母が全3勝が洋芝のBlanc Bonheur。狙うしかないっしょ

  • I

    展望は以上ですね。他に何かありますか?

  • A

    明日は夏至らしいので今日は早く帰りましょう

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    放談A

    『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。マル外(持ち込み)3頭指名の強気なラインナップで挑んだ昨期は大方の予想通り大敗。それでも本人は『あのラインナップに一切の後悔も間違いもなかった』と反省する様子はない。巻き返しが期待される今期だが、誰も頼んでいないのにオール関東馬指名という暴挙に出た。しかもこれが『俺の最高地点だ』と言うのだから、もはや救いようがない。

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    放談I

    放談Aと共に“12月デビュー最強説”を未だに唱える時代錯誤の競馬人。昨期は『これさえいれば大丈夫』と絶対的な自信を持っていたファイアンクランツが青葉賞2着(→ダービー9着)とまずまずの活躍を見せたが、未出走馬を3頭も抱えてしまっては勝ち組になれるはずもなかった。今期は特定の厩舎や馬主に依存することなく、比較的バランスのいいラインアップ。まずは出走回数を増やして、純粋にPOGを楽しみたいと思っている今日この頃。

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    放談O

    昨期はドラ1、2位が早々にズッコケ、期待のドラ3キングノジョーも新馬勝ち後は案外。もはや定番となっている“普通の負け組”として空虚感溢れる一年を過ごしていた。さすがに我慢の限界となったのか、今期はエピファネイア産駒3頭+オール関西馬~高額馬を添えて~の“らしくない”ラインナップで戦場へ。誰に何を言われようと、13年ぶりの重賞制覇を本気で狙っているのかもしれない。

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    放談T

    菊花賞を4年で3勝、2週連続GI制覇など数々の偉業を達成した元祖・POG大魔王。昨期はマジックサンズ(NHKマイル2着)、ヴァルキリーバース(フローラS2着)らの活躍で久々の勝ち組に。本人も『この世代は楽しかった』とニッコニコ( ^ω^ )だった。今期も速攻系を中心としたラインナップで2年連続の勝ち組を目指す。

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    放談X

    趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨期はドラ1エリキングの抽選負けで前途多難な一年が予想されたが、終わって見れば勝ち上がり5頭と水準以上の結果を見せた。今期は久々に抽選なしのストレート指名。現時点では例年以上に機嫌が良いようだ。

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    放談Y

    メンバー唯一の勝ち組(要員)として一昨年から放談に招集された若きホープ。昨期は期待ほどの結果を残せなかったが、指名馬全頭勝ち上がりという最低限の偉業は見せた。今期はコニーアイランド(ドラ2)を強奪され、ダノンヒストリー(ドラ1)を強奪するという好戦的な一面を全開に出している。放談の毒は確実に回っているようだ。