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2024/12/04
SⅡ
勝島王冠
大井 1800 m
優勝馬: キングストンボーイ
ランリョウオー、サヨノネイチヤ、キングストンボーイの並びで落ち着く。勝ったキングストンボーイは手ごたえ抜群でサヨノネイチヤとの一騎打ちに持ち込み、最後は5馬身突き放す完勝劇。転入初戦でこのパフォーマンスは今後の楽しみがさらに倍増。ミッドウェイF調整馬で狙ったレースで完璧な仕上げ、大賞典出走なら大仕事の可能性も。ディフェンディングチャンピオンのサヨノネイチヤは悔しい敗戦となったが、今回は斤量差もあったし、致し方ない。近走強豪馬相手に前々を攻める強気の姿勢は見せているし、地方馬同士なら連対を外さない安定感。パワーブローキングは地方遠征で力をつけて距離・馬場不問。瞬発力勝負では分が悪いが、位置さえ取れれば南関東重賞でも通用。
2024/12/05
SⅢ
ジェムストーン賞
大井 1200 m
優勝馬: プリムスパールス
テンのスピードの違いをみせてプリムスパールスがハナ。無理せずマイペースの逃げに持ち込み道中息も入って直線でも余裕。折り合いに課題を残すが、コース二度目で結果を出す学習能力の高さ。現状1200mベスト、路線充実したいまなら短距離重賞で無双の可能性も。2着フレンドローマはスタート案外も馬群を縫ってうまくさばいてきた。もまれた割にしっかり伸びていたし、さらに決め手に磨きがかかれば。3着ミラクルメイキングは砂をかぶってもひるまず、切れ味は抜群。キャリアの浅さを露呈した形だが、ポテンシャルは高いし、今後の成長に期待。
2024/12/11
JpnI
全日本2歳優駿
川崎 1600 m
優勝馬: ミリアッドラヴ
川崎競馬場は基本前有利の馬場で、ペースには関係なく先行馬の決着が多いが、勝ったミリアッドラヴはハイペースの2番手を追走し、直線で押し切る強い競馬。一気の距離延長だったが、小回り川崎ならこなせても不思議はないし、鞍上の好騎乗で早めに動いている点も評価できる。スタートミスが悔やまれるハッピーマンは2着まで押し上げた。地方馬最先着のソルジャーフィルドは忙しい川崎マイルでも3着と能力は相当なもの。門別や大井など広いコースならもっとパフォーマンスは向上するだろう。来年が楽しみ。ナチュラルライズも同様にトビが大きく広いコース向き。
2024/12/24
SI
ゴールドカップ
浦和 1400 m
優勝馬: アウストロ
トライアル勝ちから本番も制覇のアウストロ。スマイルウィを見らながらレースを進め、ペースが上がっても動じることなくしっかりついて行けたのが勝因か。逃げ粘る実力馬エンテレケイアをとらえての勝利は今後も楽しみなレース内容。いきなりSI制覇となったが、苦労人秋元騎手は益田での重賞制覇はあったが、南関東では初勝利。エンテレケイアは外枠からの逃げになり終いの粘りに影響した様子。サヨノグローリーはロスなく立ち回れたのはよかったが、詰めの甘さ露呈はいつも通り。人気のスマイルウィはズブさをみせ反応鈍くいっぱいいっぱい。
2024/12/29
GI
東京大賞典
大井 2000 m
優勝馬: フォーエバーヤング
圧倒的人気のなか、落ち着いた走りで番手追走のフォーエバーヤング。直線先頭で後続完封の最速36秒5の上がり。アメリカ競馬で鍛えられたスピードを遺憾なく発揮。2025年は世界一をめざす日本の若きダート王はサウジカップからドバイワールドカップ挑戦の予定。末脚勝負のウィルソンテソーロは残念ながら2年連続の2着。圧巻の走りをみせるフォーエバーヤングに迫ったが0秒3及ばず。ラムジェットは東京ダービーの舞台でもあり、この馬にとってベストの条件。内から脚を伸ばして意地を見せた格好。
2024/12/30
SⅢ
東京シンデレラマイル
大井 1600 m
優勝馬: フェブランシェ
ラストランのスピーディキックが3連覇を目指したレース。勝ったのは転入初戦、フェブランシェの5馬身差圧勝。絶好調吉原騎手を背に抑えきれない手応えで早め先頭。直線では後続を引き離す一方で、南関東限定重賞ではモノが違った。この走りなら、ダートグレード戦線での活躍は確かだろう。南関東2戦目マーブルマカロンがうまくさばいて2着確保。もう少し距離があっても走れそう。スピーディキックは残念ながら3着フィニッシュ。斤量差もありいつもの伸びが見られなかったが、無事走り切ったし繁殖生活でも期待したい。
2024/12/31
SI
東京2歳優駿牝馬
大井 1600 m
優勝馬: プラウドフレール
好位追走から直線では内を攻めてロスのない走りを選択したプラウドフレールは兄ギャルダル、姉ミスカッレーラに続き、南関東重賞制覇の偉業達成。人気のゼロアワーは躓くふりもありながら先行する強気の競馬。道営重賞3勝馬だが、まだ外に張るし幼さも感じる。奇しくも最内枠のゼロアワーが外を回り、外枠のプラウドフレールが内を突くレースとなり、その差がそのまま着差になった。ホッカイドウから挑戦のエイシンマジョリカはJRA遠征のクローバー賞(1500m)までしか距離経験がなく、門別では1200m以下だけだったが、大井の内回り1600mをしっかり最後まで脚が使えていたのは収穫。