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POG放談

POG Commentary

円熟期

最終更新日: 2022/04/29
  • I

    あんまり触れたくはないんですけど、フローラSでAさんのドラ3エリカヴィータが快勝しました

  • A

    はい。先週『この中にエリカヴィータより強いと思う馬が見当たらない』と言ったとおりの極めて順当な結果。特に語ることもないでしょ

  • I

    ……まあ実際勝たれちゃったらこっちも何も言えないんですけど、『枠順と前残りの馬場が向いた』なんて声もチラホラ聞こえてきます

  • A

    それはただの僻み。前残りの馬場なんて誰もがわかってるんだから、そう思うならあの位置を取りに行けばいいだけの話。枠順に関しては好枠だったのは事実だけど、そういう運も含めて実力のうちなので

  • I

    あーそーですか

  • O

    俺が公平な目でジャッジすると、エリカヴィータは何にも恵まれてないと思うぞ

  • I

    と、Oさんが珍しく援護射撃を出してくれてますけど

  • A

    援護射撃とかじゃなくて、ちゃんと見る人が見ればそういう意見になるってことよ

  • I

    はいはい。ちなみにオークスは福永騎手との新コンビで向かうようですね

  • A

    別に田辺騎手のままでも全然良かったと思うけど、ここで福永騎手に変えるってのはノーザンファームの本気度が窺えるよね。桜花賞の結果が散々だったから二冠目はマジモードなんでしょう

  • I

    良かったですね。それでは今週も元気よく放談していきたいと思います。まずは3歳戦の展望から。土曜東京からいきましょう

  • A

    と言っても青葉賞ぐらいしか注目レースはないでしょ

  • I

    ですね。東京11Rはダービートライアルの青葉賞。直属の先輩のドラ2ダノンギャラクシーが出走…

  • A

    よし。先週のエリカヴィータに続いてやっちゃいますか。放談関連馬×国枝厩舎の2週連続重賞制覇

  • I

    ……そのダノンギャラクシーなんですが出走取消となりました

  • A

    出走取消? 何で?

  • I

    熱発のようです

  • A

    熱発ぐらい何だってんだ。うちの愛娘だって絶賛熱発中だけど、こうして俺も普通に会社に来てるんだし

  • I

    馬と人間を一緒にしないでください。ってか愛娘が絶賛熱発中なのに普通に会社に来ないでください!!

  • A

    ……すいません

  • I

    そんなわけで急遽放談とは無縁になってしまった青葉賞。展望をお願いします

  • O

    ロードレゼルはディープインパクト産駒の牡馬を走らせるのに適切なステップで来て重賞初出走。ここは期待できる

  • A

    ロードレゼルはアリかもね。この馬の牝系はキャトルフィーユ&オールフォーラヴ(忘れな草賞1着)、エンジェルフェイス(フラワーC1着)、レディアルバローザ(フィリーズレビュー3着)とか『前哨戦は頑張ります』みたいな血統だから

  • I

    なるほど。で、本番は?

  • A

    俺に言わすな。ネットで調べろ

  • I

    僕の本命はプラダリアです。圧勝した前走ですが、母父クロフネで道悪が思った以上にプラスに出た印象。つまり金曜の降雨は恵みの雨。距離も左回りも経験済で上位争いは間違いないでしょう

  • A

    俺はデビュー戦からずっと本命を打ってきたレヴァンジルで。堀厩舎×レーン騎手の青葉賞といえば一昨年のフィリオアレグロ(1番人気3着)のイメージが強いけど、今年は例年以上にメンバーがアレなので大丈夫だろうと

  • I

    あとは阪神ですか。9Rは矢車賞。芝2200mです

  • O

    去年のハギノピリナ(オークス3着)みたいに向正面スパートでまくり切るような馬がいるといいね

  • I

    なぜハギノピリナの話が出てくるのでしょうか?

  • O

    ん? 去年オークスで儲かったからだけど?

  • I

    ただの自慢話を公の場でしないでください!!!

  • O

    今年の本命はワーフデール。道悪の2200mならイイ感じでしょう

  • I

    続いて日曜いきます。まずは東京ですが、3Rの未勝利戦(ダート2100m)にOさんのドラ2ヒシアラカンが出走します

  • O

    ベストのこの舞台で鞍上レーン。ここで何とかしないといかんでしょ

  • A

    逆にこれだけ買いの材料が揃って負けるようならキッパリと諦めがつきますね

  • O

    ………

  • I

    続いて11RはオークストライアルのスイートピーSです

  • O

    ユキノエリザベスは中山2000m→東京1800mでかなり前進すると思うんだよなあ。ということで本命

  • A

    俺はパス。ちなみにこの中にエリカヴィータを脅かす存在はいません

  • I

    続いて阪神。4Rの未勝利戦(芝2400m)に直属の先輩のドラ4スズノマーベリックが出走します

  • O

    ここは相当なチャンスでしょう

  • A

    頑張ってほしいな。先輩はドラ2ダンテスヴューの皐月賞大敗をきっかけに、ドラ3トゥードジボンが膝骨折→ドラ5ナイトダイバーが登録抹消→ドラ1ダノンギャラクシーが出走取消と流れが終わっているので

  • I

    ……僕もドラ3リューベックが骨折して意気消沈していましたが、こうやって聞くと直属の先輩もだいぶアレですね

  • A

    Tさんだって離脱に次ぐ離脱でダービー期間内に出走する馬は0だし、Oさんだってこの時期なのにまだ新馬戦の1勝だけ。放談存続の危機レベルにヤバいけど、幸い近年の俺は円熟期というか完全覚醒してるからね。俺がいるかぎり放談は大丈夫だ。マカせろ

  • I

    円熟期? 完全覚醒?

  • A

    右の俺の指名馬リストを見てみろって。エリカヴィータ以外にも、ドラ6ダノンスコーピオン、ドラ9タイセイディバイン、ドラ10アートハウス

  • I

    はいはいすごいすごい。続いて10Rは端午S。ダート1400mです

  • O

    リメイクは右回りにかなり不安があるからバトルクライ。前走はスタート失敗+落鉄でも楽勝だったからね

  • I

    ありがとうございます。それではそろそろ2歳馬トークを始めましょうか

  • A

    お題は? 例年この時期はどんなテーマでやってるんだっけ?

  • I

    4大クラブ(サンデーレーシング、シルク、キャロット、社台レ-スホース)が終わったら大体フリートークですね

  • A

    読者からのメールは結構来てるの?

  • I

    ボチボチですね。例年ゴールデンウィークが終わってからドシドシ来るって感じなので

  • A

    じゃあ完全なるフリートークは来週にして、今週は“その他のクラブのオススメ”とかやる? 需要あるかはわからないけど、今年は各クラブにアツそうな馬がいるので

  • I

    わかりました。じゃあOさん、早速ですが何か目に付いた馬がいれば教えてください

  • O

    今年はレッド(東サラ)のマル外がアツいと思う

  • A

    確かに

  • I

    具体的には?

  • O

    まずは手塚厩舎のSpeedy Boardingの2020(牡・Kingman×Speedy Boarding)。スピードの結晶みたいな血統と馬体。短距離路線でブイブイ言わせそうだけど…

  • I

    だけど?

  • O

    来日が4月になったのはともかく、今日(4月29日)のクラブの更新によると、歩様がアカン感じみたい。ドラフトまでクラブの情報には注意したいよね。レッドさんは会員じゃなくても閲覧可能だから

  • I

    他には?

  • O

    矢作厩舎のA. P. Dreamの2020(牡・American Pharoah×A. P. Dream)。来日が当初の予定よりさらに遅くなったからデビューは早くないけど、到着後は順調。たぶんダート馬だけど、矢作厩舎のダート馬ならサウジやらドバイやらも見えてくるから

  • A

    マル外じゃないけど、藤原英厩舎のレッドマグナス(牡・ドゥラメンテ×シックスイス)って馬はかなり走りそうよ。ドゥラメンテ産駒らしい前向きさがあって、しかもちゃんと抑えがきく。(ノーザンファーム)早来のドゥラメンテ産駒の中でも評判はトップクラス

  • I

    ありがとうございます。他のクラブでオススメはいますか?

  • A

    色んな意味で注目なのは、インゼルサラブレッドクラブじゃないの。現2歳が最初の世代。当然一発目だから質の多い馬を多く用意しているはず

  • O

    インゼルなら友道厩舎のドウフォルス(牡・ハーツクライ×スカイダイヤモンズ)だな。パッと見てピピっと来た

  • I

    その言い草はベストグッドルッキングホース候補ですか?

  • O

    いや、候補は2頭に絞られているけど、ドウフォルスは候補に入ってない

  • I

    そんなマジレスされても…

  • O

    じゃあ振るなよ!

  • A

    国枝厩舎のシュバルツガイスト(牡・キタサンブラック×フリーティングスピリット)は世代最高額だけあって良い話をたくさん聞くよ。キタサンブラック産駒だからグッドルッキングなのは当然なんだけど、走るフォームもA級馬のそれ。体力が付いてきた今は余裕十分に稽古を消化しているとのこと

  • I

    ありがとうございます。他には?

  • A

    え~っと、ロードサラブレッドオーナーズのロードカナロア産駒でアチチなのがいるって話だったけど、どの馬だか忘れちゃった。間違った情報流してもアカンので来週でいいかな?

  • I

    まあ今日は雨もかなり強くなってきましたし特別にOKでしょう

  • A

    じゃあそういうことで。今日はすいません。来週のフリートークをお楽しみに。

  • profile

    放談A

    『POGに求めているのは快楽だけ』と勝敗度外視でPOGを楽しむ重度のPOG中毒者。マル外(持ち込み)3頭指名の強気なラインナップで挑んだ昨期は大方の予想通り大敗。それでも本人は『あのラインナップに一切の後悔も間違いもなかった』と反省する様子はない。巻き返しが期待される今期だが、誰も頼んでいないのにオール関東馬指名という暴挙に出た。しかもこれが『これが俺の最高地点だ』と言うのだから、もはや救いようがない。

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    放談I

    放談Aと共に“12月デビュー最強説”を未だに唱える時代錯誤の競馬人。昨期は『これさえいれば大丈夫』と絶対的な自信を持っていたファイアンクランツが青葉賞2着(→ダービー9着)とまずまずの活躍を見せたが、未出走馬を3頭も抱えてしまっては勝ち組になれるはずもなかった。今期は特定の厩舎や馬主に依存することなく、比較的バランスのいいラインアップ。まずは出走回数を増やして、純粋にPOGを楽しみたいと思っている今日この頃。

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    放談O

    昨期はドラ1、2位が早々にズッコケ、期待のドラ3キングノジョーも新馬勝ち後は案外。もはや定番となっている“普通の負け組”として空虚感溢れる一年を過ごしていた。さすがに我慢の限界となったのか、今期はエピファネイア産駒3頭+オール関西馬~高額馬を添えて~の“らしくない”ラインナップで戦場へ。誰に何を言われようと、13年ぶりの重賞制覇を本気で狙っているのかもしれない。

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    放談T

    菊花賞を4年で3勝、2週連続GI制覇など数々の偉業を達成した元祖・POG大魔王。昨期はマジックサンズ(NHKマイル2着)、ヴァルキリーバース(フローラS2着)らの活躍で久々の勝ち組に。本人も『この世代は楽しかった』とニッコニコ( ^ω^ )だった。今期も速攻系を中心としたラインナップで2年連続の勝ち組を目指す。

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    放談X

    趣味は仕事放棄とパワハラ。産まれた時から『だぜ!!』が口癖の日刊競馬の癒し系担当。昨期はドラ1エリキングの抽選負けで前途多難な一年が予想されたが、終わって見れば勝ち上がり5頭と水準以上の結果を見せた。今期は久々に抽選なしのストレート指名。現時点では例年以上に機嫌が良いようだ。

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    放談Y

    メンバー唯一の勝ち組(要員)として一昨年から放談に招集された若きホープ。昨期は期待ほどの結果を残せなかったが、指名馬全頭勝ち上がりという最低限の偉業は見せた。今期はコニーアイランド(ドラ2)を強奪され、ダノンヒストリー(ドラ1)を強奪するという好戦的な一面を全開に出している。放談の毒は確実に回っているようだ。