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重賞レース回顧

Looking Back on the Race

  • 2025/06/04
    S Ⅲ
    若潮スプリント
    船橋 1200 m
    優勝馬: ベアバッキューン
     骨折で長期休養明けのベアバッキューンがスピードの違いをみせつける圧勝。外枠もかえってプラスに働いたし、58キロの斤量を考えても3歳世代ではかなり抜けた存在には違いない。控える競馬で結果を出したことも今後のさらなる飛躍につながる。このメンバーではスプリント能力で一歩リードのハセノブライアン。自身も完璧といえるレース内容でいかんせん相手が悪かった。3連勝中で勢いに乗って重賞挑戦のカンノンミカヅキが3着。相手強化の一戦でもスピード負けせず食らいついたのは今後の自信になる。
  • 2025/06/11
    JpnⅠ
    東京ダービー
    大井 2000 m
    優勝馬: ナチュラルライズ
     ナチュラルライズの二冠達成。スタート後首を上げてかなり離しての逃げになったが、その後しっかりペースを落として後続を引き付ける。ここで息が入ったのも直線の伸びにつながっているが、終始鞍上も左体重で追っているように危なっかしい気性。それでもレースレコードで勝ってしまうあたり一枚も二枚も上の能力だということだろう。気性面の成長を今後得られれば世界も見えてくる。クレーキングは追い詰めたが2馬身半差の2着まで。地方の馬場の経験の差が大一番で出てしまった印象。3着シーソーゲームは地方最先着。あのナチュラルライズについて行った結果で粘っているのだから力は相当感じる。
  • 2025/06/17
    S Ⅲ
    川崎スパーキングスプリント
    川崎 900 m
    優勝馬: エンテレケイア
    ハナを切るのにティアラフォーカスが食らいついたため脚を使ったが直線では引き離すスピードの違いを見せつけた。減った馬体を増やして本調子を取り戻した印象だし、目標のJBCスプリントへ向けて習志野きらっとスプリントで結果が問われる。2着ティアラフォーカスは急遽直前で乗り替わりとなったが、鞍上の落ち着いたリードで連対。相手は悪かったが力は出し切った。ディフェンディングチャンピオンのプライルードは直線の伸びも悪くないが、さすがに900mだと盛り返しきかず。もう少し前目を位置取りたかった。
  • 2025/06/18
    JpnⅡ
    関東オークス
    川崎 2100 m
    優勝馬: メモリアカフェ
    ジョートビーが大きく後続を引き離しての逃げでも焦らずマイペースで追走したメモリアカフェ。自ら向正面でポジションを上げていき直線では楽に先頭、5馬身差の完勝劇。ここでは力が違った。2着は伸び脚鋭く迫ったコパノエミリア。全国レベルの力に加え、グランダムジャパン優勝を目標に他馬とは本気度が違った様子。プラウドフレールは3着まで。距離には対応していたし、道中先頭からよく粘って意地を見せたが完敗。
  • 2025/06/25
    JpnⅠ
    さきたま杯
    浦和 1400 m
    優勝馬: シャマル
    直前の7、8レースが取り止めになるほどの馬場状態。重・不良馬場で好結果を残すシャマルにとっては恵みの雨。内めの2番枠で先手も主張できすべてにおいてシャマルに向く内容だった。なかなかこのレースは勝てずにいたが、かしわ記念の連覇に加えJpnⅠ3勝目、レコードのおまけつき。ムエックスは堂々の立ち回りをみせ大健闘といえる2着。マイルまでならダートグレードでも十分通用の能力。エンペラーワケアは最内枠がかえって悪影響を及ぼした3着。やはり広いコース向きの印象もあり、馬場も向かなかった。