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重賞レース回顧

Looking Back on the Race

  • 2022/11/02
    SⅢ
    サンタアニタトロフィー
    大井 1600 m
    優勝馬: スマイルウィ
    好スタートからハナを切ったスマイルウィがアランバローズのプレッシャーを受けつつ逃げ切りV。馬体増は気になることなく、減っていた馬体が戻って復調を感じる。重賞2勝目でダートグレード獲りも可能。乗り替わりでの出走となったアランバローズだが、うまく折り合いをつけながらスマイルウィに迫る内容の濃い競馬。敗れはしたがスピードに勝る同馬はマイルがベスト。離れた3着はリンゾウチャネル。大外枠は厳しいが、ロスなく立ち回れたのは何より。
  • 2022/11/08
    SⅡ
    ローレル賞
    川崎 1600 m
    優勝馬: マカゼ
    好スタートから逃げの手でタイトルゲットのマカゼ。持ったっきりの手ごたえでリズム良い走法でクラシックが楽しみな逸材。2着サーフズアップも久々を叩かれ初コースながら器用な立ち回りをみせた。幼さ目立つエイシンレアが3着。発馬不安や遊ぶところなどまだまだ成長余地を残すが、距離を問わず好走できる強みがある。
  • 2022/11/09
    SI
    ロジータ記念
    川崎 2100 m
    優勝馬: スピーディキック
    大外枠の試練もなんのその、スピーディキックが好位追走から楽に抜け出して完勝。南関東SIは5勝目、気合をつけてからの走りは3歳牝馬ながら凄みを感じる。前走戸塚記念で同世代牡馬も負かして次は古馬牝馬相手の東京シンデレラマイルか。ティーズハクアは桜花賞に続きスピーディキックの2着。スタミナ勝負に持ち込み自身の走りはできているが、世代が悪かったというしかない。自分の競馬に徹してよく詰めたコスモポポラリタが3着。やはり後方からでは不利だが、しっかり圏内突入は力の証し。
  • 2022/11/16
    SI
    ハイセイコー記念
    大井 1600 m
    優勝馬: マンダリンヒーロー
    大幅な相手強化の一戦も思い切りのいいレースで完勝のマンダリンヒーロー。スタート後は後方に位置取るも、ペースが遅いと判断し一気に動く鞍上のファインプレーも光る。逃げ粘るポリゴンウェイヴを差し切る瞬発力、レースセンスもさすが。ここまで1ハロンごとの延長にもひるまずクリアした実績から一躍クラシック候補へ。完成度の高さはいわずもがなのポリゴンウェイヴは毎回、目標になる歯がゆさ。それでもバテずに粘るのは力の証し。マイル戦でも折り合いの心配なく終い伸びたピノホホッアはさらなる距離延長でもこのレースができれば対応できそう。一番人気リベイクフルシティは初黒星。砂をかぶって戦意喪失。内枠が仇となった印象。
  • 2022/11/23
    JpnⅡ
    浦和記念
    浦和 2000 m
    優勝馬: クリノドラゴン
    ハイペースで飛ばすアイオライトが粘るなか、外から早めに仕掛けて先団に取りついたクリノドラゴンが一気に差し切り重賞制覇。JBCクラシック4着からの連戦でも疲れはみられず状態の良さが目立った。さすが武豊騎手という手綱さばき。2着ラーゴムは逃げるアイオライトを果敢に捕まえに行ってのもので2着でも勝ちに等しい好内容。ランリョウオーが絡んでなかなか息の入らない展開だったアイオライトはうまく勝負どころで後続を引き離し勝ちパターンに持ち込んだが、上位2頭の決め手に屈した。
  • 2022/11/30
    JpnⅢ
    クイーン賞
    船橋 1800 m
    優勝馬: テリオスベル
    スタートひと息のテリオスベルだったが、1コーナーでハナを奪うとペースを落とすことなく淡々とリズムを刻み後続を引き離して直線へ。好位で折り合ったグランブリッジがゴール前迫るもリードを保ったままゴール。持久力を生かす競馬は深い地方の馬場でこそ真価を発揮する。3歳グランブリッジも強行軍ながら見事な2着。来年さらなるパワーアップが期待できる。春は無双のショウナンナデシコは仕掛けてからの反応が今ひとつで3着まで。状態は下降線。