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重賞レース回顧

Looking Back on the Race

  • 2022/06/01
    JpnⅡ
    さきたま杯
    浦和 1400 m
    優勝馬: サルサディオーネ
    外枠スタートのサルサディオーネは内に切れ込んでハナを主張。番手追走のシャマルのプレッシャーも終始かけられながらの逃げだったが、二枚腰で差し返す勝負根性は見事。8歳牝馬でも衰えどころか初コース・久々の1400mという条件での好走は圧巻のひとこと。2着ティーズダンクはロスなく進み前を行くサルサディオーネ、シャマルを交わす勢いで差してきたがアタマ差及ばず。シャマルも相手の脅威の粘りに屈したが、初距離をこなし幅がひろがったのは収穫。次走以降の巻き返しに注目。
  • 2022/06/08
    SI
    東京ダービー
    大井 2000 m
    優勝馬: カイル
    羽田盃馬ミヤギザオウの競走除外というアクシデント。羽田盃に続いて波乱の幕開けとなったが、逃げた1番人気シャルフジンを徹底マークの番手を取りに行く積極的な競馬から直線では力強く抜け出したカイルが世代ナンバーワンの座に。本橋騎手はプレティオラス以来二度目の東京ダービー制覇。クライオジェニックは羽田盃で殿り負けからの巻き返し。普段の先行策から後方一気にガラリ一変。伸び脚が目立っていただけに脚質転換が奏功。今後も要注意。リコーヴィクターは良くも悪くも相手なりでひと押し足りず。ナッジもジリジリとしか伸びず歯がゆい。
  • 2022/06/14
    SⅢ
    川崎スパーキングスプリント
    川崎 900 m
    優勝馬: コパノフィーリング
    枠順や馬場状態で着順が入れ替わりそうな拮抗メンバー。久々でもスピードの違いをみせたコパノフィーリングが粘って重賞3勝目。速いペースでも終いまでしっかりさばけていたし、習志野きらっとスプリント連覇に向け好発進。コウギョウブライトはさすがにここまでの快速馬がそろうと先行できなかったが、斤量差もあり直線の鋭さは一番。キモンルビーはさすがのダッシュ力も同馬主のため無理に争わず番手に控える。よく詰めたがコウギョウブライトにも差され3着まで。船橋記念まで一気に登りつめたスプリンターだけに次走巻き返しに期待。
  • 2022/06/15
    JpnⅡ
    関東オークス
    川崎 2100 m
    優勝馬: グランブリッジ
    開催を通じて差し馬には厳しい重い馬場で先行有利。スタートひと息も外から仕掛けてハナを奪ったラブパイロー。直後マークし絶好の手応えグランブリッジ。早め3番手からレースを進めたスピーディキック。結果この3頭での争いで決着。小回りは向かない走りをしているグランブリッジだが、番手を取れた時点で勝負あり。鞍上の判断もピシャリ。ラブパイローは馬場を読み果敢に先頭に立ったが勝ち馬の決め手に屈した。スピーディキックは良く伸びたが惜しくも南関東牝馬三冠達成ならず。しかし、JRA馬相手に堂々とした走り。
  • 2022/06/28
    SⅡ
    優駿スプリント
    大井 1200 m
    優勝馬: プライルード
    クラシックへ果敢に挑戦も跳ね返されたプライルードが道営所属時以来の1200mで真価を発揮。母系はスピードに勝る血統で路線変更が吉と出た。大外枠の不利も世代上位馬相手に近走しのぎを削った経験がしっかり生きていた。余裕の勝ちっぷりで今後が楽しみ。2着エスポワールガイは折り合いを欠いてしまったのが最後に響いた感じだが、それでもしっかり伸びていた。3着フィリオデルソルはまだこのメンバー相手に厳しく能力差を感じるが、距離適性は十分。
  • 2022/06/29
    JpnI
    帝王賞
    大井 2000 m
    優勝馬: メイショウハリオ
    地方競馬初登場のメイショウハリオが現在のダート界上位馬を一蹴する大金星。これまでみやこステークス、マーチステークスの重賞2勝をマークしているが、GI、JpnI覇者がそろったここでは正直入着までかと思われた。前半は有力馬を見る形で絶好位。残り200mで先頭に躍り出て凌ぎ切る強い内容。秋のJBCはほぼ再戦メンバーだろうが、面白いレースになりそう。ドバイ帰りのチュウワウィザードはさすがの走りを見せたが惜しくも差し返すことができず2着まで。テーオーケインズは前走海外帰りを59キロ完勝のハイパフォーマンスが今回に響いてしまったか。